VAIO(PCVーJ11R)の改造

このページでは、ソニーVAIOを改造した時の様子を紹介しています。
改造といってもVAIOのケース以外はほとんどの部品を交換したのでメーカー製パソコンのケースを使った自作PCかもしれません・・・ 
今回改造を行ったのは『ソニーVAIO PCV−J11R』という機種で、
2000年8月に発表された低価格な入門機です。
Intel Celeron 600MHzを搭載し、CD-R/RWやハードディスク15GB×2と当時の入門機としては一般的な構成なのですが、
オンボードのビデオ機能が低いためか・・ウイルス対策ソフト等をO/Sに組込んだ状態で使用すると、動画がカクカクとした動きになるなど、処理スピードの低さを感じます。
マザーボードのチップセットはIntel i810を使用していてビデオ機能はチップセット内蔵のもので、外部AGPをサポートしていません。
ビデオカードを増設するにもAGPスロットが無いためPCIのカードしか選択できないし
CPUを変更するにしても交換したCPUを正しく認識するかどうかわかりません・・・
このままパワーアップを行なっても掛かる金額のわりに効果が低いと思われます。

幸いこのパソコンのケースはMicroATX規格で作られていてバックパネルのコネクター部分のI/Oパネルも取り外し可能になっていたので、市販されているMicroATX規格のマザーボードが取り付け可能のようです。
根本的な問題を解決するためプラットホーム(マザーボード)自体を交換する事にしました。

コストを抑えながらそこそこ使えるPCを目指すため、AMDのCPUを使った以下の様な構成で改造する事にしました。

【改造前】
CPU  Intel
  Celeron 600MHz
Memory  PC100 SDRAM
  64MB
HDD  15GB×2
Drive  8倍速 CD-R/RW
【改造後】
 AMD
  AthlonXP 1700+
 PC2100 DDR-SDRAM
  256MB×2
 30GB
 コンボドライブ

 マザーボード交換

CPUを「Celeron」から「AthlonXP」へ変更するため、マザーボードの変更を行ないました。

オンボード機能の豊富なボードの中からASUSTek製「A7N266-VM」を選択しました。
チップセットにNVIDIA nForceを搭載した製品でオンボードのビデオ機能が他のチップセットメーカーの製品に比べ性能が良いので選びました。
既に後継チップセットのnForce2を搭載した製品も有りましたが価格差が4000円以上あったため、あえて旧チップセットの製品を選びました。
オンボードUSBがUSB1.1というのが少々残念ですが、USB2.0の増設ボードが2000円程度で買えるため必要になったら増設しようと思っています。
VAIOに搭載されていたCPUとマザーボード


Intel Celeron 600MHz
 Coppermineコア
 FSB 100MHz
 Soket 370


マザーボード
ASUS Tek製「MEW-AV」
 チップセット
  Intel i810

乗せ変え用に購入したCPUとマザーボード


AMD AthlonXP 1700+
 Thoroughbredコア
 FSB 266MHz
 Soket A


マザーボード
 ASUSTek製「A7N266-VM」
 チップセット
  NVIDIA nForce 220-D