DFPインターフェースの液晶を使う

NECのパソコンにセット販売されていた液晶ディスプレー「F15R41W」です が、インターフェースがデジタルDFP20pinのため他のパソコンで使おうと思ってもコネクターの形状が違うため使用することが出来ませんでした。
今回はこのディスプレイを他のパソコンで使えるようにした時の奮戦記(?)です。
DFPとは・・・

DFP20pinコネクター
ATI、 Compaq、AppleなどからなるDFPグループが液晶ディスプレーをデジタル接続するために作った規格で、20pinのコネクター形状をしています。

現在発売されている液晶ディスプレイに採用されているデジタルインターフェースの「DVI」とはコネクター形状が違うため直接接続する事はできません。





変換アダプター

DFP20PinコネクターをDVI24Pin(DVI-D)に変換する事でパソコンのデジタルインターフェースに接続することができます。
変換アダプターはいくつか発売されていますが、今回はサンワサプライ社製の「AD-DV04」を使いました。

サンワサプライ社製「AD-DV04」
DFP側 DVI側


実験!?

DFP20PinコネクターをDVI24Pin(DVI-D)に変換するアダプターを使えば、パソコンのデジタル出力に接続できるのですが、アナログ出力(miniD-sub15Pin)しか持っていないパソコンには接続する事ができません。
そこで、コネクターをさらにアナログ「miniD-sub15Pin」に変換して接続できないか実験してみました。

変換にはサンワサプライ社製の「AD-DV01」を使いました。
サンワサプライ社製「AD-DV04」
DVI側 miniD-Sub15pin側

「AD-DV04」でDVIへ変換した状態

「AD-DV04」と「AD-DV01」でminiD-Sub15pinへ変換した状態


結果は・・・

みごとに失敗!
パソコン自体は起動している様ですが画面は真っ黒のままで何も表示されません。
どうやら、アナログ接続するためにはディスプレイ側がアナログ信号入力に対応していなければならず、単純にコネクター形状を変換しても使えない様です。

ネットで調べたところ、コネクターを変換しながらアナログ信号をデジタル信号に変換してくれる製品もあるみたいですが、業務用に販売されているもので外国製の安い物でも300ドル前後、日本製ではヒビノ社製の「DVE-811 RGB-DVI Converter」価格84000円と個人で使用するにはあまりにも高く断念しました。

デジタル出力に対応したビデオカードに変更するのがコスト的に一番安く済むと思います。